介護士とケアマネジャーに求められるスキルの違い

似たような職場で仕事をしている介護士とケアマネジャーは、仕事内容も違うし求められるスキルの違いもある。
どちらも、介護サービスを提供するうえでなくてはならない業種なのだ。
ケアマネジャーは、介護士を経験してから取得できる資格でもある。
したがって、ケアマネジャーは介護士にもなれる。

業務内容によって、求められるスキルはそれぞれ違っている。
例えば介護士に求められるスキルは、現場の知識と臨機応変に対応できる応用力、そして何より利用者さんとの接し方がカギとなるためコミュニケーション能力も重要だ。
介護士のやりがいは、ふとした時に利用者さんにお礼を言われたりすることに尽きる。
それらはソフト面での充実がそう感じさせているのだ。

ケアマネジャーに求められるスキルとは、書類の処理能力だろう。
ケアマネジャーは、介護士になってから数年後に受験資格を手にすることができる。
つまり、介護士の仕事は経験済みなのだ。
その後ケアマネジャーになってから何が違うのかというと、介護保険の申請代行や他部署への連絡手配など事務的な処理能力が求められることが大半だ。

もう一つは、それらの書面の管理能力が挙げられる。
国の制度が絡む業務では、とにかく書類が多い。
一つでも書類がたりなければ手続きがすすまないので、こうした申請代行業務はデータ管理能力も問われる。
ケアマネジャーだからといって、コミュニケーション能力が必要ないとは言えない。
介護士でも書類能力は求められる事がある。
しかし、その役割の違いから優先されるスキルが違うという事だ。
これからケアマネージャーを目指す介護士は、スキルの違いを含めて《介護士からケアマネジャーになろう!》からヒントを集めるのもいいだろう。