介護の中でも重要なケアマネジャーの仕事内容と役割

ケアマネジャーの仕事内容と役割は、介護サービスの中では非常に重要な位置づけとなっている。
介護サービスは自由に選べるものではなく、まずは介護認定の申請を行い、担当のケアマネジャーが指定場所で利用者とその家族との面談が行われる。
その後、利用者にはどの介護が必要かの判断が行われ利用者のケアプランが作成される。
もし利用者に生活保護が必要な場合は、その手続きも一切行う。
ケアマネジャーは行政との関わりが深い仕事ともいえる。

介護サービスは、介護対象となる高齢者人口が2025年にピークを迎えるという予測から、なるべく居住地域での自宅介護を推進するために地域包括支援センターを設立し、市町村の管轄としている。
ケアマネージャーは国家資格であり、厚生省が管理している。
そのため、介護保険申請代行や面談後のケアプランの作成は国として行っているのである。

ケアマネジャーは、ケアプランによって介護保険の上限が超えないように計算をしなければならない。
介護保険、医療保険の適応や申請代行は人によって違うので注意が必要だ。
非常に煩雑な業務になるため、1人のケアマネジャーにつき35名まで利用者を担当することができる。

介護福祉士と違うのは、ケアマネジャーは介護予防マネジメントも行っている点である。
支援が必要な利用者に地域包括センターでどういうケアをしていくのか、何が必要なのかを話し合いをして決めていく。
利用者とはもちろん、各部署の担当者と調整を行っていくので、非常に管理能力とコミュニケーション能力が問われる仕事なのだ。